*きちんと学ぼうシリーズ*

2024年1月13日土曜日 14:00-16:00
大分市コンパルホール4階401号室
学校では教えてくれない性教育~思春期の性~
山﨑真子 先生

 今回は、スクールカウンセラーでもある、チャイルドラインかごしま代表の山﨑真子先生をお迎えしました。
 子どもたち、そして、大人たちに向けて、学校現場での性教育と「性」の学びについて、この大分でご講演いただきました。

 第1部では、性知識を深めることで、ひとも自分も守ることができるということ。
 第2部では、科学、人権、自立、共生の4つの視点から、「性」を捉えることで、こどもたちも、より良い人生を築くことに、繋がっていくということ。
 そのほか多くの気づきを、山﨑先生から教えていただきました。

チャイルドラインおおいた20240113ご質問に対して

 教育委員会は動いているのでしょうか?
A:鹿児島市の場合、性教育を市教委に依頼されると助産師会に委託し実施するシステムがある。

 中、高校生にアンケートを取る場合、学校の了解を得るのは困らないでしょうか?
 個人で受けるということでしたが、講師料は学校が出すのでしょうか?それとも、無償でしょうか?
A:アンケートは、現在Googleフォームで実施しています。学校から了解を得るのはそう難しくはないです。学校側もアンケート結果を踏まえてより子どもに寄り添った内容ということで好評を得ている感じです。
 ただ、学校によってNOのところもあるので、その際はすぐに引きます。

 都道府県間での性教育の進み具合に違いはありますか?
A:性教育の進み具合は都道府県と言うよりも、その各学校の管理者に大きく左右されているような気がしています。

講義について教育現場での反応はどうですか?話す内容などに制約がありますか?
A:個人依頼なので、話す内容についてはほぼほぼ制限はないように感じています。(もちろん私も、発達段階を考慮して実施しているので)
 ただ、年間数件、講話の1週間前に渡したスライドを見て 「〇〇のところを削除してほしい」「同意があってもしてはいけないと言ってほしい」など注文を受けることがあります。
 その際は、先方としっかり話し合い、先方が納得する形をとります。

 性教育を学ぶのは、女性が多いイメージです。今後、男性にも、性別を問わず広めていく工夫や課題などがあれば教えて頂きたい。
A:ジェンダー問題、セクハラなど取り入れることで、男性にも性教育の必要性を感じていただけるのではないかと思っている。
 地道にコツコツと活動を続けていくしかないかな~とも思っている。

ステキな人生のために、性教育広げていきましょう!(^^)!

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